株立の苗木を買おうと思ったら、とても高額なので自分で株立の木を作ることにしました。
作り方は至って簡単で数種の苗木を3つほど寄せて作ると素人でも寄せ株=株立の木ができます。
ポットに入ってる苗ならポットから出して土を崩さないように丁寧に庭、または鉢に入れます。
鉢の高さや庭の土の高さはそれぞれの苗の土の高さに合わせると上手く行きますが固くなっている土ならばその時にほぐしてあげましょう。
好きな樹木を寄せて作ると世界に一つだけの自分の株立ができます。
根の張りは浅根性・元来深根性・深根性がある
()内は読み方です。
根っ子の張り具合は大きく分けると、浅根性(せんこんせい)と、元来深根性(がんらいしんこんせい)、深根性(しんこんせい)の3種類があります。
この中の元来深根性というのは、元は深根性だった木が時を過ぎると共に変化する木の事を言います。
★浅根性(せんこんせい)の種類
浅根性は町中の庭でも多く見られるのではないでしょうか。
細根が多く太い根っ子は見られません。細根が太くはなりますが、直根みたいに太いものできないです。
シデ属、カバ属、ヒノキ、サワラ、ニセアカシヤ、ヤマナラシ、ドロ、ヤナギ類、トウヒ、エゾマツ、ヒバ。
★元来深根性(がんらいしんこんせい)
中年以後になると直根の成長が衰えて強大な多数の側根を生ずるもの:ハンノキ、カラマツ、アカマツ、クロマツ
★深根性(しんこんせい)
アカマツ、クヌギ、カシワ、クリ、コナラ、ケヤキ、モミ、カシ類など。
代表格はアカマツですが自然に生えているものと造林されたアカマツでは、雲嶺の差があるようです。
自然のものでは樹高も高く幹も大きいようですが、造林されたものは幹がなかなか太くならないようです。
自然に沿ったアカマツの育ち方は造林では無理なのでしょうか。
こうやって樹木の事を知ってくると、大事に育てなければいけないと思います。
株立に浅根性と浅根性を合わせる
根が土の表面で広がる浅根性の木と直根を張る浅根性の木を株立で育てる予定です。
もっと早くから手を付けておけばと思いますが気が付いた今がチャンスです。
一年で苗が1m程の成長するなら簡単に考えて3年で3m.
そう思うと心踊ります。
育てていく最中に虫の被害や根腐れして枯れる事もあるかもしれませんが、やってみないと失敗を経験できません。
失敗するから次に繋げていけるので株立も安価で行ってみます。
雑木の庭を作る.11
庭に植えた挿し木の南天が大きく育ち、それを見た近所の方が、南天は根を張るよ~とおっしゃったので庭の中程から庭の端に移動しました。
南天はとても強いので挿し木するとあっという間に葉を付けてくれます。
根っ子は細根が大量に生えてて元気いっぱいです。
雨の後なので冬でも湿度がある庭で土がしっとりしてます。
このしっとりに合う植物だと元気に育ってくれますが、湿気が多いのが苦手な植物は一気に枯れていきます。
種をいただいた月桃が忘れた今頃に芽を出し驚いてますが、ここにいるよ♪と芽を出してくれたのが何よりも嬉しく思います。
月桃は葉っぱも香りがいいです。
庭の色々な植物が何か分からない時は匂いを嗅いでみるといいです。柑橘系はみかんの香りがする根っ子ですすし梅の根っ子は梅の香りがします。