庭の木々の中で植えたはいいけどイマイチ育ちが悪い、日当たりが強すぎる。もしくは弱すぎると感じることがあります。
私は大体、土いじりが好きなので真夏以外は土の感触を確かめながら木々や花の成長を見て移植を頻繁に行ってます。
風の当たり具合や朝日の当たる場所、それぞれに適応できる植物があり、移植したにも関わらず枯れたりします。
移植後の観察が大事なので日々、移植した場所が合っているのか確かめてますが、土の中にもみ殻燻炭や炭を入れ、移植しても同じ庭でも合わない場所があるようで枯れる時もあります。
ここは嫌なの?と話しかけながら元に戻すと、元気になってくるので何がどう違うのか場所だけの問題としか考えられません。
そういう時、しなびてくるのは植物の赤信号なので、おっと!待ってよ~と急いでまた移植し直します。
こういう事を繰り返していると、移植するなら日陰の時間帯がいい事に気が付いてきます。
誰だって知ってることかもしれませんが私は身をもって知りました。
自分自身の勝手だけで移植は禁物という事と、植物に合った時期も大事です。
ご存じの方もおられると思いますが私は知らなかったので記しておきます。
今回は2mほどの枇杷の木を移植したので、その手際の悪さもご覧になって下さい。
個人でも十分、移植は可能だと分かると思います。
枇杷の根っこの状態を見る事が一番大事
傷を付けたくないので根っこの辺りは手で掘ります。
下の方まで掘ってみて、根っこがどの方向に延びているのか確かめます。
移植する場所をある程度掘っておきたい気持ちもあるので最初は確かめただけで終わり移植は陰で行うのが良いらしいので曇りの日を選んで決行しました。
妖怪みたいですが素晴らしく元気そうな根っこが見えてきましたよ。
大体の根の部分が見えたので次は移植する場所を掘っておきます。
もみ殻燻炭と竹炭と枯れ葉を土と混ぜてます。ここに移植する間際、水を入れます。
移植は水分補給が大事なので先に水をたっぷり入れます。
移植する場所の準備ができたら、いよいよ最終の根を掘ります。
この根っこの左の方にある長い根はどこまであるのか引いても押してもダメだったので途中から切りました。
ノコギリで惜しみなく切ってます。
見えている根だけではなく真ん中辺りにも複数の根が土に埋まっているのでそれも手作業で掘りました。
2mほどの枇杷の木ですが思った以上に軽くヒョイと持てるのに自分でもビックリ!
それを一旦、穴を掘った場所に置いてみます。
移植する場所の土は解してあるので狭かったりしたら手で掘れるようにしておき、なるべく根が乾かないように移植させます。
こういう感じです。
文字にすると簡単ですが12月に行ったので汗をかくこともなく無事に済んで良かったと思った瞬間でした。
根を入れたら上から土をかけ手でパンパンと叩き隙間がないようにしていきます。
その上からまた落ち葉を敷き詰め水をたっぷりかけて支えに支柱をしてます。
ですが、移植した1時間後に見ると葉が萎れてきているのです。
ここで楽しようとしたのがバレますが本当は葉っぱも切って行った方が良いのかもしれません。
翌日に見ても翌々日に見ても酷くなってくるだけなので先の事を考え枝の先と葉っぱを全て取ることにしました。
蕾もありましたが数年後を楽しみにしようと思ってます。
葉っぱが萎んできたのは何故だったのか、左の根をバッサリ切り、小さな根も土を掘るときにグサッと切っているからです。
自分で行うので仕方ない事と割り切り、葉っぱも実も残そうとしない、先を考えるとそうれが良いと思いました。
私の庭ではネットで回りを囲っているのですが、枇杷の木が大きくなるにつれネットを押しながら枯れ始めた枝もあったので今回の移植を決めました。
ノビノビと育って欲しくて広い場所、朝日が当たる場所へと移植した作業を記しておきます。
新芽が出たら移植は成功と言われる
枇杷の木を移植してホッとしながらも心配してましたが、今年の1月に新芽を発見しました。
丁度、移植から1ヵ月目の事です。
この時は嬉しくて小躍りしましたが、新芽が見えたのは少々。
グルっと周りの枝を見ると新芽が出そうな枝も見つけ一安心しました。
枝の間に切り口みたいなのが見えるでしょうか、これは枇杷が新芽を出す場所になるようです。
枝の皮を破り芽を出すなんて強いですよね。
日々、様子を見ていると新芽が出る場所がわかってきます。
面白いな~と思いながら、頑張ってねと声をかけてます。
3月も終わりになってきましたが本日の枇杷の画像です。
葉っぱに産毛が付いていて赤ちゃんみたいで可愛いです。
動物も植物を自分を守るために産毛があるのですね。
感心しました。
庭を花と木でいっぱいにしたい 3月30日
ごちゃごちゃしている場所に置いているアロエに花が咲きました。今年は花に縁があるような気がしてます。
枇杷の移植は半年前から計画していて移植の時期を待ってました。
庭に手を入れている方は分かると思いますが雨が降るとか強風が吹くとかそういう気象情報も頼りにしながら移植を計画します。
今日は気分が乗ってるから移植しよう!なんて事はしません。
今期の冬は移植のことで頭がいっぱいで終わったら終わったで新芽の心配をしてました。
でもですね、呑気な性格なのでダメもとでやるかーみたいな気持ちで取り組んでます。
後は枇杷にお任せして育っていただくという感じです。
今の気候に頼り切れない部分もあるので移植に適した季節も自分なりに判断しながら行ってます。
春はなく冬が終わったら夏という感じなので庭の木々も花たちも大変だろうなと思います。
梅の花が今年は早く咲き、今は実を付け始めているところです。
サクランボも今年は初めて満開になり実を付けてます。
庭の様子をご覧ください。
庭の左側です。
真正面のネットではエンドウ豆が育ってます。
真ん中にあるスダチの木の手前にはボロボロの桜の木を蘇生しているところです。これ友人の庭で見つけ可哀そうで持って帰りました。
このもやもやっとしたものがミューヘンベルギアです。ピンクの花穂を付けるそうで種から育てて2年目になります。
間にはモミジ葵を植えているのでこれから先が楽しみです。
春になると家の中も種から育てているものでいっぱいになります。
夏は嫌いですが花が咲くのが楽しみです。今年は花でいっぱいの庭になるかもと期待大です。