エルニーニョ現象で植物の成長が気になる時の対処法

庭づくり・DIY

温暖化によるエルニーニョ現象やラニーニャ現象により影響が大きくなってきているようです。

天気予報で耳にするエルニーニョ現象やラニーニャ現象。

その名前を聞くだけで何の事やら分かりませんが、かいつまんで言うと温暖化が及ぼす気候の変化が大きく出ているということ。

猛暑や豪雨もラニーニャ現象の影響であると言われてます。

その変化は世界中で頻繁に起こり、大雨による土砂災害、河川の増水による家屋の被害。

専門家ではないのですが、どうしてこんなに雨が酷くなるの?猛暑は何故起こるの?という一般人としての視点から、庭をまもる為にやるべき事を記しておきます。

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庭の木で見る温暖化の対策

ヤマボウシの花の画像

冬に北極の低気圧が強かった時はラニーニャ現象が続き、日本に色々な災害を及ぼす事が大きいようです。

気温が高くなる夏、例年よりも高い気温が続くのもこういった影響みたいです。

普段、何気なく見ている天気予報も外れる事が多くなったと感じないでしょうか。

私は感じています。これは思った以上に南米沿岸にかけて海面水温が平年より高いと言われてましたが予想をはるかに越え今の異常気象になっているということでしょう。

晴れると言ったのに雨が降り、更にその雨は土砂降り。おまけに風も強くて傘をさしてまともに歩けない日も多くなりました。

大切にしている庭の木など持っておられる方も多いと思いますので今回は我が家の庭の木からその種類別に書いておきますので参考にして下さい。

夏だけの対策ではありません。

冬は偏西風の軌道が変わり低い気温となりそうなのでその時はどうするべきか考えておくのも庭の樹木を守る手立てとなります。

・梅の木 落葉樹
対策:落葉樹なので葉っぱが落ちてしまったら休眠です。

この時に、木肌の腐れ部分を削り消毒してトップジンペーストを塗ります。

特に腐った場所がないなら削ることはせずメネデールの樹幹注入を行います。

これを行ってから梅の木が蘇ってきました。

今回で3年目の樹幹注入です。

メネデールの樹木専用の物がありますが、一度使った注入の入れ物を使って中にメネデールを薄めて入れ注入してます。

梅は切ったほうが実がなりやすいと言われている木ですが、ここ4年は切ってません。

切るほど伸びたと思う枝がなく、一番の理由は梅の木に元気がなかったからです。

下手に切るよりも様子を見てきました。

今年は葉っぱが落ちてから枯れ枝だけ切ろうと思ってます。

対策としては実を収穫する時についでに長くなった枝を切るか、実の収穫後に切る事。中間に一度切る事が大事だと思います。

猛暑の対策としては休眠時の前に枝を切ってあげることくらいです。

・金木犀 常緑樹
対策:常緑樹なのでいつ見ても濃い緑色の葉っぱが生えてますが、放っておくと、伸びすぎるので、手が届くくらいにまで切ります。

風通しが良いように中ほども何本か切って木の向こう側が見える様にします。

生い茂ると木も暑いはずですので、風が通るよう工夫して切ると更に元気な木に育ちます。

金木星はとても強い木なので虫も付きません。

温暖化対策はいつのより隙間を開けて切る事にしています。

・スダチ 常緑樹
対策:柑橘類は虫が付きやすいので切るほうが良いと聞きますがスダチの木を切りすぎたのか実がならなくなってます。

その前の年はアゲハチョウが集団で卵を産み幼虫の糞だらけでした。

ここ数年は切ることをせず、これもメネデールを樹幹注入しました。

その後、変化はあまり見られませんが、枝が伸びて元気そうなので隙間だけ開けるよう切る予定です。

スダチの木も様子を見ながら切りますが、冬は特に何もしません。雪が降ってもそのままです。

ただ、柑橘類が小さいと蒸れやすいので半日陰に植えるといいかもしれないです。

・暖地桜桃 落葉樹
対策:現在は2mほどに成長したので葉が落ちたら込み合った枝だけを切ります。

コガネムシがいっぱい来ていたので今でも葉っぱが枯葉みたいになっています。

背丈は大きいですが、コガネムシ対策をしてから、何となく元気がありません。

こういう元気のない木は敢えて切らないで様子を見るようにしていますので、今年は切っても数本のみです。

まだ小さな苗木の時は、冬はポリ袋を被せて寒さ対策してました。

今はどうにもできないので、休眠している間に土の周りをほぐして竹炭を入れる予定にしています。

・酔芙蓉 落葉樹
対策:夏の対策は特にしません。

大きくなった為ですが、大きくなっても先日のように倒れかかるので支えは大事だと痛感しました。

その後から雨が多くなり見るたびに成長し縦に横に伸び、蕾を沢山、付けてます。

幾つかは咲きましたが、朝に咲いて夜に散るので今日までで5個ほどです。

猛暑対策は水やりを怠らない事と肥料をあげる事くらいです。

冬の休眠の時に枝を切って土の中に置き春に庭に挿してましたが、今年はどこまで大きくなるのか見たいので切らないで置こうかなとも思ってます。

昨年に切った枝はまだ細いものが多かったのですが、今年は2つの挿し木が成長しています。

また次回、記しておきますね。

冬の対策は小さいときはポリ袋で覆い寒さ対策してました。

今は大きくなったので何もしていません。雪の時もそのままですが、根元の土辺りは凍らないように不織布を敷き石を置いてました。

こういう事をするのは、雪が降ると分かった時だけです。

・サツキ 常緑樹
対策:花が終わったら剪定しておきますが、夏は特に何もしません。

冬は雪が木の上に積もると枯れてしまうので、不織布でカバーします。今まではドカ雪は降らなかったのですが、今後はどこでどのような事が起きるか分かりません。

サツキは雪に弱いと思い冬対策をしてきましたが、今年度からカバーをしないでも咲いてくれるように強くしようと思ってます。根元が凍らない対策だけはする予定です。

庭を持っていらっしゃる方はどなたのそうだと思いますが、雪が降ると木々の上に積もった雪を払ってあげたりしますね。

私もそうで木の上から雪を落としたり、根本の雪を掻き分けたりします。

温暖な気候なので慣れてないから、そういう行動をしてしまいます。

ついでに庭の雪で雪だるまも作りますが、子供の頃を思い出して楽しい時間を過ごします。

今年から雪が降ったら少し慣れてもらうよう、手をかけるのも半分にしようと思ってます。

雪払いはしてあげますが、根本の雪はそのままで置いておくという感じです。

どんな気候が来ても少しは耐えられるようにとの思いです。

そういう風に育てていってダメな植物も出てくると思います。

その時は仕方ないと思わなければいけないと思います。

我が家の庭の対策を記しておきましたが、例年と余り変わりはなさそうに思った所もありますが、自然に合うように少しずつ沿わせて行こうと決めた所が大きいです。

過保護、過保護でいつまでたっても先が見えない庭だとやるせないです。

手をかける事は惜しみませんが、それよりも環境に慣れてくれた方が植物の為になるのではないかと思うからです。

エルニーニョ現象・ラニーニャ現象

エルニーニョ現象は、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象のこと。

ラニーニャ現象は同じ海域で海面水温が平年より低い状態が続く現象のこと。

庭を花と木でいっぱいにしたい 8月18日

窓から見た樹木の雨に濡れた画像

庭を眺めていて思うのは、人のわがままに環境がついてこれなくなったという結果だと思ってます。

ふと、学生時代に過ごした出雲市を思い出すのですが、私の中では断トツに好きな街になります。

理由は出雲市の市役所の対応が素晴らしくて感動したからです。

一歩、市役所に入ると、別世界なのです。

役所の方たちが皆さん総立ちで「いらっしゃいませ~」とおっしゃる。

お姉さん、今日はサンマが安いよ、キャベツもどうだい?・・と、言わんばかりの威勢の良さ。

私は市役所に行ったつもりがどこかのスーパーに来たのかと勘違いするくらいです。

私は立ち止まってしまい、「ここ市役所ですよね?」と聞く始末。

訪問者が来た時だけ忙しく振る舞う役所ではなく、普段から市役所に来られる方たちはお客様だという精神が痛烈に伝わってきて気持ちが良かったです。

また行きたいです。出雲市観光ではなく出雲市の市役所だけに行きたい。

全国の市役所もこうあって欲しいです。