雑木の木は互いに助け合って成長している

庭を創る

雑木林に行くと、どこか清々しさを感じ気持ちがいいです。

これは太陽の日差しを優しく通しているからだと勝手に思っていたのですが、それだけではなく助け合って生きているからなんですね。

樹木の枝張りは根の張りと大体同じだそうで違う種類の木々と根っ子が絡んだりしています。

庭の木々を切り、根っ子を掘り出した事があるのですが思い返すと根っ子は混ざり合っていました。

助け合って栄養を得、強風に耐えられるように踏ん張っているのだそう。そういうところから清々しさを感じたのかもしれません。

広告

樹木の栄養の流れ

雑木の木の栄養は根っ子からですが、木の重さの3割ほどある根っこは大きく2つの役割があるそうです。

1つ目は水と栄養を地上部に運ぶ役目。
2つ目は木の幹を支えること。

1つ目の根の役割は細根(ほそね)と言いますが、この細根は数ヶ月経つと枯れ、新たに細根を作るそうです。再生を繰り返しているそうです。

この細根の幾つかは太く育ち木を支える大事な役目もしてくれてます。

根っ子を採った方にはわかると思うのですが木の真下辺りに大きな根っ子がありその周りに細根が無数に分かれてる様が見えます。

また、根っ子は土のずーっと下にあるものだと思っていませんか?私は思ってましたが掘ってみたら意外と浅い所にあるものなのだと思ったものです。

ほとんどの樹木は土の表面から30cmくらいの深さの所で根っ子が育っているようです。

8割くらいは浅い場所で根をはり水分と栄養を幹へと送っているんですね。

それに最近の植栽は直根が切られて販売されている為に根っ子は下には行かず表面近くで根を張っている樹木が多いのだそう。

地球温暖化で気象状況が厳しくなってますが、緑を増やして少しでも被害を抑えたいですが、植樹は知れば知るほど難しく手がかかると知りました。

失敗を繰り返さない

庭の山椒が4年ほど前から枯れた気がしてたのですが新芽が咲くので大丈夫だと思っていたら、やっぱり枯れているようで樹皮が剥けてきてます。

新芽が出る事で安心してましたが気が付かず、根っ子を土の掘り起こしで切ってしまった記憶と大雨の影響も原因の一つかもしれません。

もうダメかもしれませんが、根っ子部分に栄養と酸素を送りたくて土の改善をしてます。

植物がダメかも!そう思う時の情けなさは言葉になりませんが、この失敗を繰り返さないようにしたいと思います。

庭の雑木林づくり.7

今日は自分自身、読んだほうが良いと思う本を図書館で予約しました。

★土中環境 忘れられた共生のまなざし、蘇る古の技
アマゾンでベストセラーになってます。
内容はまだ読んでませんが、自然を不自然にしている現代の有様が書かれているようです。

★森の根の生態学

この本の内容はわかりませんが、根っ子の事をもっと知りたくて探していたらヒットした本です。

高い本なので(4400円)内容を読んで欲しいと思ったら買おうと思ってます。

★菌根の世界 菌と植物のきってもきれない関係

現代はウイルスに右往左往している状態です。ウイルスは人が作ったものなので菌の事を知りたいと思ってたので読んでみたくなりました。

根と書いてあるので根っ子も関係あるなと思って選びました。

今日は庭の土を引っくり返し、どんぐりの苗木をイロハモミジの脇に植え替えました。

このまま順調に育ってくれますように☆